フッ素は本当に虫歯予防に効果があるのか?
そう言われ始めた起源はどこにあるのかを遡ってみましょう。
1930年代のアメリカで、アルミニウム加工業界が産業廃棄物であるフッ化物(フッ化ナトリウム)の用途を模索した所、彼らが目を留めたのはフッ化カルシウムが歯の重要な構成要素であることです。
ここで1つのポイントは、フッ素が歯にとって有用(虫歯になりにくい状態になること)なのはフッ素結合がある場合のみで、フッ素だけではとても危険な状態で歯を腐食するということです。
そして実際にフッ化ナトリウムを口の中に入れて、歯の構造がフッ素結合を含む結晶構造(フッ化カルシウム)に置き換わるパーセンテージは不明、あるいは起こり得ても数%のみというデータがあります。
さて、そんなことはお構いなしに、ここで彼らは水道水にフッ化ナトリウムを加え、結果的に1〜3ppmといった微量なフッ化ナトリウムは有害ではなくむしろ虫歯予防に効果的であるという主張をしました。
そこに便乗したのが歯科業界、そして砂糖業界です。
砂糖を制限した健康により良い食事にフォーカスするよりも、フッ素入り歯磨き粉で歯を磨き、予防的に歯科医院でフッ素塗布をしてもらうことで虫歯が予防されるような風潮を生み出しました。
実際、市場に出回る歯磨剤の9割以上はフッ素入りを謳っていますし、歯科医院に訪れる保護者の方々のほとんどはどこで聞いてきたのか、口を揃えて「フッ素を塗ってください」と言います。
ここで最も問題なのは、本来の事実が消費者に上手に隠蔽されているということです。世界の三大利権の1つは間違いなく医療利権にあります。消費者は、利権の持つ力に惑わされず、自分を守るべく、出来るだけ歪曲されていない事実を知る必要があると私は思っています。
この記事へのコメントはありません。