根管治療　自然派　歯科　木場　東陽町

一般診療

根管治療

最短かつ最小限に

根の治療は長い！というイメージのある方は少なくないと思います。
治療回数が多いほど治癒率が高いというわけではないので（＊１）、当院での基本的な治療回数は１〜２回です。
⚠︎歯に穴が開いていて修復が必要だったり、症状の急性化により痛みが残る場合は３回以上必要になることもあります。
マイクロスコープを用いて、全て保険診療で行います。

虫歯が大きくて神経をとる時の目安は「何もしなくても痛い」です。
それ以外の時は1度、神経を残します。（＊２）
神経の治療する時の麻酔は、使う場合と使わない場合があるので、相談して決めていきます。

一度神経をとった歯は、どうしても脆くなります。
歯の中の生きた細胞がなくなり、歯から水分が失われるからです。（＊３）
そのため、マイクロスコープで確認しながら感染した部分の切削を行うことで、脆さを最小限にします。

エビデンスベースとしては、照明やマイクロスコープ、ラバーダムの使用、根に詰める材質の差など、根管治療において一般的に重要と言われていることは、実はあまりはっきりとはしていません。（＊４）
それでも、細部に渡り意識を巡らせて治療することに意味はあると思っています。
当院では配慮できることは可能な限り診療に取り入れています。

＊１ Giovanni Mergoni et al. Single versus multiple visits for endodontic treatment of permanent teeth. 12(12):CD005296, Cochrane Database Syst Rev (2022)
＊２ Aleksandar Jakovljevic et al.Effectiveness of vital pulp treatment in managing nontraumatic pulpitis associated with no or nonspontaneous pain: A systematic review.Oct:56 Suppl 3:340-354. Int Endod J(2023)
＊３ Bill Kahler et al.Fracture-toughening mechanisms responsible for differences in work to fracture of hydrated and dehydrated dentine.Feb;36(2):229-37. J Biomech(2003)
＊４ Kishor Gulabivala et al. Factors that affect the outcomes of root canal treatment and retreatment-A reframing of the principles.Mar:56 Suppl 2:82-115.Int Endod J(2023)