昨日の夜、「ひどい吐き気と下痢と頭痛で辛いから何とかできないか?」
急遽問い合わせがあったので、レメディを選びました⭐️
消化器系というと、Ars、China、Carbo-v、Ipecac、Lyco、Nux-v、Sepあたりがキットの中だと頭に浮かぶと思います☺️
レメディの面白いところは、例えば吐き気だけでもたくさんのレメディが出てくるので、どういう吐き気か、どういう時に悪化して、どういう時に好転するか、といったその人だけの吐き気を探す必要があります。
ただ、吐き気があるから、これ飲んでみよう!では効かないことも多いのです😂
この方の吐き気の特徴は、吐き気と共に頭の奥に頭痛がある、横になると良くなる、臭いで吐き気が増す、前腕が痛い、だったため、それを元に分析したところ、1番ヒットしたレメディはColocynthis(コロシンシス)でした💡

この図の左上の1〜5の番号が振られている単語の羅列(ルーブリック)を集めた、いわばホメオパシーの辞書のようなものを「レパートリー」と呼びます。
ホメオパシーの勉強はこの「レパートリー」と「マテリアメディカ」と呼ばれる1つ1つのレメディについて詳しく書かれているこれもまた辞書のようなもの、この2つを照らし合わせながら行っていきます✏️
Colocynthisはウリ科の植物のレメディです🪴
消化管や腸の急性症状、三叉神経などの神経にも有効です。強烈な下剤として使用されます。
今回は、他の細かい症状も比較的このレメディとマッチしたので、処方したところ、2回ほど、下痢→吐き気→頭痛のループを繰り返した後、症状が消失し、今日から元気に食べて仕事が出来た(まだ少しお腹が緩い)とのことだったので、コロシンシスは、とてもいいお仕事をしてくれたのかな、と思います😆
私は、基本的には色んな症状があっても1つのレメディで対応しています。(もちろんブロックのある症例は別ですが)
症状の数だけレメディを処方するやり方が、なぜか日本では主流になっていますが、それだと、結局西洋医学と同じになってしまいます。
摂る分だけ治るわけではないので、ご自身で使われる方も、あまり乱用はされないように、お願いしたいです m(_ _)m
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